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ラスベガス不動産取引や投資について、最近ネバダ州の不動産取引主任のライセンスを持っていない人が日本の投資家向けのブログなどで間違った情報を提供していることが目に付きます。
●「ディベロッパーがこっそり買い得物件を教えてくれた」=要注意
住宅ディベロッパー(ビルダー)は抱えた在庫を早く処理したいため、あらゆる方法で多くの見込み客を獲得することに最善をつくしますので、一部のエージェントだけに買い得物件を伝えるなどという効果の少ないやり方はしません。
ディベロッパーは、遠すぎて不便であったり、環境の良くない地域であるなどの理由でなかなか売れない家を何とか処分しようとして、買主のエージェントに10%や14%などのコミッションを提供することがあります。この不動産エージェントに対する宣伝は大々的に行われ、多くの不動産会社へチラシが撒かれます。決して一部だけに伝えるものではありません。
普通のリアルター(不動産協会所属のエージェント)ならいくらコミッションが高くてもお客様の希望しない地域の物件など紹介はしません。ところが地域情報の疎い日本の方はその辺りが分かりませんので、もしそのような売れ残りの物件を「買い得」と称して紹介されたら、地域の情報収集をし、新築・中古全体の市場の状況をよく把握してから購入するようにしてください。
同じ地域の同じ位の大きさの物件がどの位で現在売っており、また最近売れているかはリアルターなら情報を出せますので、必ずそのような情報収集して確認してください。
●「銀行から特別に卸値で買える情報がある」=誰でもその情報を得られる
銀行は差し押さえた物件を非常に安値で市場に放出してオファーを競い合わせています。この市場は不動産協会の集中管理市場(MLS)で一般の買主がリアルターを通じて情報を得ることのできるものです。
この一般市場では日本で『任意販売』と言われる
ような担保割れ(ショートセール)の物件も掲載されます。
銀行所有物件もショートセールも非常に安価に設定されていますので、「卸値」とも考えられますが、これらの情報も誰でもアクセスすることができます。
●「リストされていない物件が買い得」=危険
有名人所有の数百万ドル以上の高額物件などは一般市場に出さずに、高額物件専門のリアルターが秘密を守りながら長期間掛けて売却することがありますが、銀行所有物件やショートセール物件など安価な物件は通常の売り物件と一緒に一番多くの買主にアピールできる一般集中市場(MLS)にリアルターを通して掲載されているため、反対に高く売りたい売主はMLSにリストしないで別な方法を考えることがあります。
○オークションで売る。オークションは注目を浴びやすく、買主はオークションは買い得だと思いこんで競い合って結果的に高く買うことがあるので、それを期待する。
○物件に問題があってリアルターに売ることを断られたために自分でリアルターを通さずに無知な買主に売ろうとする。
○通常のローンが組めない買主にリアルター抜きでローン詐欺的行為で高く売る。
アメリカの不動産市場は、余程他に例の無い新築物件などで無い限り、買主が購入予定の物件が高いか安いかを判断する資料を手に入れることができるという非常に公正な市場です。 |